ICS SAKABE

ロボットで産業を変える
ICS SAKABE(アイシーエス・サカベ)は、世界の自動車生産工場の生産ライン構築にラインビルダーとして係わった、現代表者の坂部好則さんが2004年に創業した会社である。
現在は社員約20名(男性12人、女性8名)で本社(小倉北区三郎丸)、ロボットセンター小倉(小倉北区片野新町)、工場(八幡西区夕原町)の3拠点に分かれ事業をおこなっている。
創業時からの事業である『自動車生産工場』で用いられる自動化装置の制御設計や、近年活況となっている3PL(サードパーティー・ロジスティクス)分野で活用が進む『自動倉庫』などの自動化に必要となる機器、これらに係わる設計や製作、試運転を主たる業務としている。新たな事業分野として産業ロボットを使った自動化システム構築を開始している。

ロボットシステムインテグレーター事業のスタート
2015年からロボットシステムインテグレーター(ロボットSIER)として産業ロボットを用いた自動化をスタートした。
きっかけは中小企業から、人がプレス機に素材を投入する作業の自動化相談を受けたことだった。ノウハウがないと一度は断ったものの「3K職場で若い人はどんどん辞めていく。自動化しなければ中小企業は生き残れない」と思い直し、挑戦を決めた。
狭い工場内に産業ロボットを置き、不良発生時は人がサポートできるように工夫を行い、人は他の仕事ができるようになり、製造の自動化に成功した。

ロボットセンター小倉の開設
ロボットセンター小倉を2018年2月に小倉北区片野新町に開設、若手技術者育成の育成や、産業ロボットの導入を検討している中小企業の支援を開始している。
センターでは、産業ロボットに係わる『安全セミナー』『活用セミナー』学生向けインターンシップを実施している。2020年の夏には学生向けイベントとして、ロボットアイデア甲子園(FA・ロボットシステムインテグレータ協会主催)の開催を予定している。

成長する職場
創業から現在まで、顧客の要求に対応できるように職場環境を変化させ新たな挑戦をしている。おもなスタッフの年齢は20歳~40歳までの若いスタッフで構成。
2018年からは外国人スタッフも加わり、現在3名の外国人(中国、タイ)技術者が一緒に業務をしている。新しい技術の導入に積極的でいろいろと学ぶ機会を持つことができ、自由で個性的なスタッフが集う職場となっている。