株式会社マツシマメジャテック

ものづくり センシング技術のファーストコールカンパニー
株式会社マツシマメジャテック(八幡西区)は1946年創業、製鉄・電力関連の大手企業を中心に、幅広い業種で使用されるセンサーの開発から製造・販売を一貫して行っている研究開発型企業である。創業当初から取り扱っているコンベアの周辺に使われるセンサーは日本国内のトップシェアを占めており、海外にも製品を輸出、北九州地域が誇るニッチトップのひとつだ。

あらゆるものを「見える化」する
センシング技術とは、感知器であるセンサーを使用して様々な情報を計測、定量的に数値化する技術である。マツシマは液体窒素から蜂蜜まで、様々な容器内の量を測るレベルセンシング、空間内の粉粒を測るダストセンシング、安全性に対するリスクを測るセーフティセンシング、さらにはそれらを起点としたFAシステムまでを手掛ける。同社が開発した「パルスレーダ式マイクロ波レベル計」によって、マツシマは2009年に第1回北九州オンリーワン企業に認定、様々な角度から製造現場の安全と生産性向上に大きく寄与している。

IoTで無限に拡がる可能性
「ITの発達により今後は全てのものがインターネットと通じて「見える化」されていきます。そのリアルとバーチャルを繋ぐツール、それがセンサーであり、センシング技術です。従来工業領域で主に使われてきた当社製品と技術ですが、今可能性が無限に拡がっています。当社の技術を深掘り、応用するには、他分野の人材、柔軟な頭脳をもった人材も欠かせません。会社も今後大きく変わっていきます。新しいマツシマを共に創造する人材を求めています。」池田社長(41)はそう未来を見据える。

『社員第一主義』のもとで活躍する社員たち
「中小企業ですが、日本経済を支えているとプライドを持って取り組んでいます。今までにない新たな製品の開発に挑戦できることが何よりのやりがいですね。」社員の岩田さん(33)は目を輝かせてそう語った。「センシングメーカーはマツシマだ!と益々言ってもらえるようになることを目標に、一緒に頑張ってくれる仲間が欲しいですね。自己の成長はもちろん、大手メーカーに負けないような人材を育てることにも尽力したいです。」社会のトレンドにマッチした技術を先天的に備えるマツシマ、その展開で更なる注目を集める日はそう遠くなさそうだ。
