三島光産株式会社

製造業を支える技術開発型多角経営企業
三島光産株式会社(八幡東区)は1916年創業、AGC(旧旭硝子)、日本製鉄(旧新日鉄)向け製造工程請負事業に端を発し、自社製品製造事業、エンジニアリング事業へ進出、事業領域は製鉄、化学、液晶、半導体、自動車、医療、宇宙へと多角化している技術開発型企業である。連結売上高は400億円、連結従業員数は3000名に迫り、グループ企業は国内外8社、国内28拠点、海外は香港、中国、ロシア、インドに拠点を構える。

とがった技術を磨き、変化し続ける会社たれ
「製造請負事業のみだった草創期、戦後の変革で当社は存続が危うい状況にまで陥った歴史があります。それ以来、世になくてはならない技術を磨きとがらすこと、変化を続け挑戦していくことが当社の企業風土です。」三島社長(42)は語る。確固たる基盤をもつ同社だが、スマート工場を意識したエンジニアリング事業の強化、国内No1を誇る自社製品事業の海外展開、医療・宇宙領域事業の展開と、さらなる挑戦を続けている。

ものづくりの文化が残るこの地から「出る杭を伸ばす」
「日本広し、世界広しといえど、ものづくりの文化が根付いている地域は少ない。地域に住む我々は気づきにくいですが、この強みを活かさない手はないと思います。当社では社員が成果を見せる場、称賛される舞台を多くするよう心掛けています。また、自分で手を挙げ、それを上司、職場が応援し実現させる「出る杭を伸ばす」社風が当社にはあります。努力している社員を見出し、輝ける舞台を準備すれば、人は自ら輝いていきます。その姿を見ることが私の喜びでもあります。」三島社長は優しい目で続ける。
同社が社内外に発行する社内報を見ると、社員とその家族へ強くフォーカスをあてていることに気づかされる。人を大事にする社風はパフォーマンスではない。

チームミシマの一員として

「広報を担う者として社内外の三島ファンを増やすことに注力したいです。まだ社歴も浅いのですが、三島のマスコットキャラクターを社内で企画・制作しました。これからは各拠点、グループ会社にフォーカスした特集も増やしていきたい。」社員の松浦さん(25)は目を輝かせる。「今までやったことよりも、今からやることを言うべき。」エンジニアの佐藤さん(26)は力強く語る。2020年、グループ総勢77名の新入社員を迎えた三島光産、北九州発の様々なイノベーションが今後も期待できそうだ。
