株式会社高田工業所

産業プラントを支える屈強なパートナー

株式会社高田工業所(八幡西区)は1940年創業、東証2部上場、鉄鋼・化学・石油・電力といった産業プラントにおける設備設計、調達、建設、メンテナンスまでをおこなうエンジニアリング会社、工事会社だ。従業員数約1,400名、連結売上高約497億円(2020年3月期)、2020年新卒採用人数75名の規模を誇る、北九州地域を代表する企業のひとつである。

適正かつ適当な人材確保へ

高田工業所の事業は、プラント事業、エンジニアリング事業、設備診断事業、装置事業の4事業で大きく構成されている。各種プラント設備の設計・製作・建設・メンテナンスをおこなうプラント事業は高田工業所を草創期から支えてきたコア事業だが、プラント事業を構成する大きなリソースのひとつは「人材」である。「少子高齢化が進む中、「人材」というリソースを確保することは困難になっています。また、社会情勢が目まぐるしく変化する中、やみくもに人数を増やすことはリスクでもあります。」同社の髙田社長は経営課題をそう語る。

労務提供型企業からの脱皮

現在、高田工業所が力を入れているのはエンジニアリグ事業、設備診断事業、装置事業の拡大だ。「労働集約型から知識集約型のビジネスモデルへの移行、これが最も大きなテーマです。この取り組みを始めて年月も経ち一定の段階にはきていますが、まだまだ加速させる必要があります。そのためにも人材育成が重要です。『「人」がTAKADAの真ん中です。』というキーワードを掲げていますが、労務提供型のビジネスモデルが存続しているうちに、より知識を主体に戦える社員になっていってもらいたい。そのための場や機会の提供は惜しみません。」髙田社長は続ける。

若いうちに経験を 失敗から学べ

「若いうちに経験を。歳をとると失敗を恐れますし、やり直しもきき辛くなります。積極的に経験を積んで失敗から学んで欲しいですね。」それが髙田社長の考えだ。中堅若手社員の平野さん(31)、高木さん(34)は高田の魅力をこう話す。「研修制度も充実しています。人を大事にする企業だと胸を張れますね。」「仕事も「点」ではなく「線」で任せてくれます。舞台は国内だけではないので、海外のプラントなど普通の人ではいけないところで経験を積めるのも魅力ですね。」高田工業所は、挑戦を恐れない人、そして周りを巻き込んで引っ張っていくような人材を求めている。