髙藤建設株式会社

88年の歴史、港町で倉庫建築に特化
高藤建設株式会社(門司区)は1932年創業し、これまで88年の歴史と西日本で実績を重ねている地場の老舗建設会社である。創業以来、福岡県内を中心に、総合病院をはじめとする医療施設や介護施設、事業所、大型物流施設や、商業、流通施設などを主に建設しており、特に昔から門司は港町という事もあって港湾事業が盛んな土地柄でもあり、港湾関係の大型倉庫建築に特化している。

建設業を通して 地域貢献
創業当時から人と環境の未来を見つめてをスローガンに掲げ、常に人々の暮らしとその生活環境を総合的に考え、人が日々暮らしていく上で、基盤となる衣・食・住の住を担う産業に携わる事を自負している。その中でも自らの建設業というものづくりを通して、少しでも社会にお役に立てる仕事が出来る企業を目指し、地域貢献に尽力している。

写真展で、ものづくりをPR
建設業と言うと何か殺風景なイメージに囚われがちだが、この会社の本社ロビーから階段室にかけて、建設現場の写真パネルが掲示されている。実際に建設現場で働く、ものづくりをしている職人さんの、働く姿が実に凛々しく、真剣な姿が実に頼もしい。建設現場の何気ない日常ではあるがどことなく絵になる風景だった。昨年小倉のリバーワウオークと博多駅前で開催されたプロカメラマンの写真展“建設現場百景”に出展された作品で、その写真展は、北九州のものづくりをPRしている北九州市、福岡県建設業協会も協賛した。なかなか見かける機会の無い現場で働く人に、スポットライトを当てて、こんな形で建設業のPRにも取り組んでいた。


IT化で、働き方改革へ取り組み
これからの建設業は働き方改革を実施していく意味でも、ITへの取り組みは企業が進化していく上でも必須課題だが、ここでは早期にBIM(三次元CAD)に着手し、IT開発に積極的 に取り組んでいる。まず平成30年3月1日、社内にi-T開発室を開設し、建設現場での監理業務や様々な事務処理を効率化するシステムを自社独自で開発している。栗原開発室長曰く「あらゆる事務処理を効率化するため、各部署とコミュニケーションを図り業務を分析し、新たなワークフロー連携の見える化を図っています。 また、建設現場では、ipad、iphoneを活用するシステムを開発。まず、ペーパーレスを推進し、効率的に業務に活用し、リアルタイムで情報共有を図る。そして、新たな時代にむけて世代交代がスムーズに行く様に事務作業をシステム化し、多忙な建設現場社員の負担を軽減する事を目指しています。」如何に業務を簡素化し、スムーズにするか、また、より良い環境で仕事に打ち込めるよう、 新しい企画、提案、開発がなされていた。
