株式会社豊川設計事務所

創業75年、老舗の設計事務所

株式会社豊川設計事務所(戸畑区)は、昨年で創業75周年を迎えた北九州・福岡を拠点に国内外問わず事業展開する建築設計事務所だ。

1944年に北九州市門司区大里で建設会社として創業し、現在は国の登録有形文化財となっている旧サッポロビール工場や門司港レトロ等のレンガ建設にも携わってきた歴史を持つ。

現在は拠点を小倉北区に移転し、業務内容も建築設計・工事のみならず、建設事業コンサルタント、プロジェクトマネージメント、不動産、開発、ドローンを使用しての調査等々、施主を総合的にサポートしている。

また、最近ではプロダクトデザインの分野にも力を入れており、名刺、企業ロゴ、法被、特殊看板等のデザイン・施工など、建築以外の仕事も幅広く手掛けている。

健康で豊かな人間性を育む空間づくり

「建築とは、広い意味で人間生活の為の環境づくりであり、建築家は社会的規範を遵守しつつ、個人や社会の求めるものを、より機能的で美しく創造してゆくお手伝いすることであろうと心得ます。」

こう語るのは、同社の豊川代表だ。

「特に現在、そして今後は、地球規模のサスティナブルな視点に立ち、その不動産価値を高めていくことが大切と考えます。‘’健康で豊かな人間性を育む空間づくり‘’が私共のデザインの基本です。」

ただ単に建造物を設計するのではなく、その空間で生きる人間の生活やその先の未来を見据え、空間を創造すること。豊川氏の言葉からは、そのような建築家としての矜持が垣間見える。

地域への想い

豊川設計事務所の見据える未来は、施主の要望に応えることや、その場所で過ごす人の生活を考えるだけに留まらない。

その視線の先にあるものは、持続可能なグローバル社会だ。明治以来、国家プロジェクトとして国の近代化を担ってきた北九州。

当時より培った鉄を始めとする、最新の工業技術、国際港として先進国との交流の中で育まれたグローバルな文化、人々の気概と誇り、現在も世界的な企業も多く存在する等、地域のポテンシャルはどこの都市よりも限りなく大きい。

「北九州の魅力を、若い世代に発信するためにも、私達地場の企業が主体性を持って、官民共に知恵と力を出し合える仕組みの構築を担っていくべきと考えます。そして北九州のかけがいのない人材や伝統ある技術をもって共に連携を深め、新たなる持続可能なグローバル社会の実現に貢献していきます。」

人との出会いと絆

実際に同社で働く若手社員に、仕事をする上での苦労や魅力を聞いた。

「プロジェクトのリーダーとしてその事業進行を一貫して任せられることが多いため、その責任は重大です。しかし、プロジェクトを進めていく中で、様々な業種の方々と触れ合い、一つの同じ目標に向かっていく雰囲気と、完成した際の達成感、絆が芽生える瞬間を感じた時、それまでの苦労を忘れてしまいます。専門職ではありますが、様々な方々と知り合い、知らない分野を知ることができる機会が多いところに、この仕事の魅力を感じます。」

大きなビジョンを掲げる同社では、働く社員もまた、大きなやりがいを感じいきいきと輝いていた。