株式会社HOA(コワーキングスペース秘密基地)

鉄の扉を開けることからはじまる未知の世界。「秘密基地」とは?
「秘密基地」という言葉に、どんな場所を思い浮かべるだろう。密かに人々が集まり、何かワクワクした企みが行われている場所。そんなイメージに近いこの場所は、秘密基地という名のコワーキングスペース。ワクワクする気持ちで通ってほしい隠れ家。そんなコンセプトのコワーキングスペースである。
JR小倉駅から徒歩3分。昼間から大勢の人が行き交うその一角にコワーキングスペース秘密基地がある。階段を上り鉄の重い扉を開ける。そこには広々としたスペースに、ソファーやテーブル席があり、自由に利用することが出来る。そして奥にはプライベートエリアがあり、オフィスや会議室が用意されている。
一般的なコワーキングスペースというのは、仕事をする場所を提供するサービスだが、ここでは人と人の関係をアレンジするということを大切にしているという。なぜなら、「人の繋がりこそが、新しいことが生まれるための源泉である。」と考えているから。そんな秘密基地の理念は「集めて、混ぜて、繋げて、尖らせる」。尖ったものを作り出すことで、お客様のサポートすることを目指している。
Working Alone sucks!
「新しい生き方」を生み出してきた場所
スタッフたちの際立ったホスピタリティ
コワーキングマネージャーをはじめとするスタッフは、スペースを切り盛りしつつ利用者同士のコミュニケーションを促し、時には利用者と地域のインフルエンサーや実践者を繋げたりもしている。
もちろん忙しそうに仕事をしている時や、集中している時には声をかけない。ちょっと時間が空いた時を見計らって声をかけてくれる、そんな心遣いと距離感が抜群に心地よく、ほっと一息つけるアットホーム感が大きな魅力である。
スキルをシェアするスクール「創生塾」を3都市で展開
2014年、秘密基地のプロジェクト「知見と体験のシェアリング」をテーマに、ビジネススクール「創生塾」が誕生。それは秘密基地を利用するフリーランスや職業人たちが、自らのスキルを他人に教えあうことから始まった。
SNSの専門家が SNSの活用法を教えたり、カウンセリングの専門家が話を聞くスキルを伝授したりと、これまで延べ13,500人余りの受講生がいる。今では北九州市の創業支援の枠組みの中で、大きな役割を果たしていて、すでに55名を超える創業者が巣立っていった。そしてこの創生塾から創業した人がその後も経験を積み、講師として創生塾に登壇するというサイクルに。創業後に自分のビジネスについて発表やテストマーケティングできる場があることは大きな励みとなる。また創生塾の取り組みが高く評価され、2018年には中小企業庁の創業機運醸成賞を受賞。現在では3都市で「創生塾」ライブが開催されている。
グループ会社として、プロのまちづくり会社「一般社団法人まちはチームだ」を設立
まちづくりが評価され、小倉城の管理者として企画戦略を担う

北九州の誇る食の魅力発信事業「北九州フードフェスティバル」実行委員会の本拠地
