大英産業株式会社

「元気な街、心豊かな暮らし」の実現を目指す総合住宅不動産会社
大英産業株式会社(八幡西区)は昭和43年に創業し、九州・山口で分譲マンションや戸建て住宅の企画、販売を手掛け、これまでの供給戸数は累計12000戸に上る。最近は中古住宅事業や、新たな住まいの提案としてタウンハウス事業にも力を入れ、街づくりも事業として行い始めた。持続可能な街づくりの方法として、今ある街を活かすことで、環境や周囲への負荷を最低限に抑えながら、街の賑わいを保つことに取り組んでいる。

持続可能な社会にするために
大英産業は事業を通じて地域課題の解決に取組んでいると言う。「私たちは、住まいの領域から捉える社会課題に対して、私たちの強みを生かして解決することが社会貢献であると考えています。空地空家の再利用(バリューアップ)を通して、既存の街に新しく住まう人を生み、既存の住人との接点を創出することでコミュニティ形成を促進します。また、その方々の生活をアフターサービスという形でフォローすることで、永く住むことが促進されます。そのように街を中心に人々が入れ替わり循環していく街づくりを目指しています。」と一ノ瀬常務は語る。

未来を担う学生や子どもたちへ
SDGsの取組みにも積極的な同社は、北九州市が行う「2020北九州SDGs未来都市アワード」のSDGs賞を受賞した。その要因ともなった取組みとして「未来人材の育成」が上げられている。高校の探求学習といったSDGs教育や地方創生研修などへ積極的に参加し、未来人材の育成支援に努めている。また、地域の幼稚園に訪問し大工体験イベントを行う「北九州みらいキッズプロジェクト」も注目だ。子供たちに向けた「モノを大切にする」授業と共に、住宅建築で出た端材を使ったイス作りを行っており、園長先生や職員の方、父兄から大変好評だったようだ。



コーポレートブランディング
昨年、大英産業では社員参加型でコーポレートブランディングを実施していた。WEB会議ツールの画面上にブランドステートメントを映し出し、一文ずつ協議しながら創り上げていく。会議でどのようにステートメントをつくっていったのかを社内全体に伝える動画を撮影しYouTubeで限定公開するなど工夫を凝らしていた。参加したメンバーたちは「会社の社会への約束を自分たちが参加して考えカタチに出来たのは嬉しいし、なかなか経験できない貴重な時間だった」と話す。
コロナ禍の中でもオンラインを活用した新たな取組みとして広告・広報業界の専門誌(広報会議)に取り上げられるなど注目を集めている。
