株式会社グローバルマーケット
不動産管理に力を入れて1戸から4000戸まで
株式会社グローバルマーケットは北九州市八幡西区に本社兼本店を構え、小倉と博多にも店舗を持つ総合不動産業を営む会社だ。不動産と言われてまず思いつく賃貸の仲介業だけではなく、アパートやマンションの管理や施工、土地や収益物件の売買など幅広い事業を行っている。2010年に1人で起業した大鶴社長は、もともと不動産管理のキャリアを積んでいたが、独立後は前職の顧客に頼らず、新たな顧客を見つけるところからスタートした。今や売上高4億5000万円(2020年9月実績)にのぼる。
不動産管理というのはアパートやマンションの保守、設備管理のこと。水漏れが起きたり、エレベーターが止まったりといった毎日起きる様々な問題に対処するため、グローバルマーケットが入居者と各種協力業者、オーナーの間のハブとなる。不動産の仲介とは違って、〇件の契約成立!という明確な数字に表れる花形の事業ではなく、経験を積み重ねてコツコツと継続しなければならない業務だ。大鶴社長は創業時からこの不動産管理に最も力を入れ、人員も投入してきた。最初はたった1戸だった管理戸数が、創業から10年で4000戸にまで上り、現在は45名いる従業員のうち20名ほどがこの不動産管理に携わっている。

幅広い事業に関わり、自分の意見が通る環境で仕事をする1年は大企業に比べて濃い
グローバルマーケットの業務内容は「不動産に関わることなら何でも」。任せられる仕事も多岐にわたる。大企業に就職してごく一部の業務を担当するのとは全く違うスピードで経験を積むことができるのが、中小企業での働きがいだと石原さんは言う。また、こんなことをやってみたい、あれを取り入れてみたいといった意見が通りやすいので、自分次第でなんでもできる環境が整っているそうだ。

事務職として入社しても営業がしてみたいという人にはチャンスが与えられるし、事務職の中でも売買の事務を経験してみたいという意見も聞き入れられたり、柔軟かつ頻繁に配置転換が行われる。インターンの受け入れ相談は常時可能で、また新卒採用も毎年行っている。


飲み会よりもスポーツでコミュニケーションを
グローバルマーケットの従業員のカラーはなんといっても元気、そして仲がいい。プロフットサルチーム、ボルクバレット北九州のチーム運営をしていることもあり、終業後には選手とスタッフが一緒になってフットサルの練習に出かけることも。

ボルクバレット北九州は現在Fリーグディビジョン1で活動しており、選手3名が当社のスタッフとしても働いている。

他にも数々のプロスポーツチームに協賛しており、飲み会よりもスポーツを通じた社内のコミュニケーションが定着している。大企業並みの有給取得率で、役員が率先して産休や育休を取得し復帰するなど、働きやすい環境も十分に整っている。必要なのは「自分でやってみたい」という思いだけだ。